私は現在57歳のサラリーマンのおじさんです。
中年時代に建売住宅を購入し、子供が結婚し、幸せなことに同居したいと言ってきたので
家を二世帯住宅に建て替え暮らしています。
私自身、持ち家で人生を過ごして来て大変良かったと思っており一片の悔いなどありません。
しかし、普通のサラリーマンが持ち家を購入すれば、当然一生ものの借金を背負います。
私も、退職金を使って穴埋めまでして、やっと借金が返せる算段です。
若いころから借金の返済をするために、それはそれは節約した生活を送ってきました。
また、私の両親も「家持ち」なのですが、別ブログで書かせて頂いている通り、
父が亡くなり、母が認知症で介護施設に入所。
実家に住む者が誰もいなくなり売るのが難しい古い家が残りました。
その対応奮闘記は「ゴミ屋敷問題と空き家問題を私が解決した方法のご紹介」を見てください
こうなりますと
「もし親も私も賃貸を貫いたなら、もっと毎月楽な生活を送れたんじゃないだろうか?」
あるいは「家を買ったつもりで毎月貯金したり資産運用していたら、
お金持ちになれていたのではないだろうか?」
挙句には、「空き家問題などとは無関係でいられたのではないだろうか?」
などと賃貸の方がよかったんじゃないだろうか?という考えも出てきました。
そこで本日は、既に多くのブログで書き尽くされている
「家は購入すべきか賃貸すべきか?」という大問題に対し、
普通のおじさんの目線で、まだ家を購入していない、下の息子に向けてアドバイスするみたいに
答えて参りたいと思います。
結論:買いたきゃ買え。猛烈に買いたい意欲がないなら賃貸にしとけ。だけどお金は家買ったつもりで貯めとけ。
いきなり「当たり前と言えば当たり前の結論です」。でも、これが『結論』です。
理由
1:大きな借金、大きな利息払いを背負う事になる
これ、きついですよね。正直きつい。
私の友達の中でも、借金を払いきれずに途中で家を手放した方も何人もいます。
ぶっちゃけ「一生、勤めた会社を首にならず、会社もつぶれず、
大病にかからず、定年まで勤めあげられた人」だけが払いきれる、
大変きつい借金だという事です。
こんなこと解り切って買うんですけど、
今さら振り返ってみても「よく払ってこれたわ」と感心するくらいつらかったです。
2:人生ずっと貧乏
という事で家を買ったら普通の人は「高級な新車なんか買えませんよ!」
楽しい旅行やブランド品などおさらばです。
3:資産価値がさがる
少子高齢化です。家の欲しい人は減ります。需要と供給の関係から、価値は下がります。
4:金がたまらない
と言いますか、貯めるくらいなら早期返済して借金減らさないといけない。よって貯まらない。
賃貸住宅に住んだら、家を買ったつもりでお金を貯める。
自分で貯められる意志のない人は天引きにしてもらう。
買ったら「払う」利子が、貯めたら「貰える」利子になります。
この違い、歴然ですよ。高級車変えちゃいますよ。
5:住まなくなったら邪魔になる
上述した「空き家問題」です。
子供がたまたま我が家から通える場所に会社があって、
子供が家を使ってくれるなら家も本望であり、価値あるものになるのですが、
誰も住まない家は、はっきり言って「邪魔なだけです」
今時、地元で就職して一生地元で生活される方は何割おられるでしょうか?
確率低いと思います。
子供の為に残す財産なら現金の方が何倍もありがたいです。
6:賃貸でもいい所いっぱいある
普通考えると賃貸って、「小さい」「せまい」「古い」「壁が薄い」と言った印象があると思います。
でも探せば建売住宅並みとか、それ以上の「大きい」「広い」「しっかりした」賃貸物件もゴロゴロあります。
そりゃ当然、そういう賃貸物件は高いですよ。
絶対に。だけど「ボーナスまでむしり取られるようなことはない」
持ち家に適した人
1:そういうポリシーの人
理由なんてない。俺は家を建てて主になるんだああああ!っていう人。
どっちかというと私もそのタイプです。
2:給与天引きしても、貯金壊して使っちゃう人
私、このタイプです。
3:こだわりのある人
ウッドハウスに住みたいとか、お城の様な家に住みたいとか、注文住宅でないと叶わぬ夢をお持ちの方。
まとめ
もう、まとめいらないですよね。各自しっかり考えてください。
で、「絶対欲しい」「買うんだ!」という人以外は『賃貸』。これで行きましょう。
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