このブログは、私ツーテンが11年間、中国広州市に駐在している中で体験した事、
あるいは見聞きした事を少々デフォルメを効かせて書かせて頂いております。
よっていわゆるフィクションを含みます。お気軽に読んでいただけますと嬉しいです 。
現金は安心して使えない。偽札が多い。
- 赴任したての駐在者には偽札の見分けがつきません。
- 偽札の勉強した後でも、日常生活の中での判断はほとんどできません。
- 極め付けはATM。ATMから偽札が出金されてきます。
私の事例
買い物でのおつり
お給料が出た休日、お買い物に行きました。
その日は地元のスーパーで食材を買ったり、用品店でパンツやシャツを買ったり、
タバコ屋でたばこを買ったりの買い物三昧をしました。
その日の晩、アパートから一番近い日本料理店に行き晩飯を食い、お会計をした時、
ウエートレスのお姉さんは、私の渡した50元札を私に見せ「これ偽札よ!」と教えてくれました。
「どこで偽札を掴まされたのかなあ?」などと考えても、
そもそも偽札を見るのが初めてなのでわかるわけがありません。
偽札を掴まされたこと自体は早々に諦め、
お姉さんに「何で偽札ってわかるの?」と見分け方を教わりました。
「ほれほれ、よく触ってみなさい。ちょっと紙が硬いでしょ。
こうやってクシャクシャするともっと紙の質の違いが判るよ。」
、、、う~ん。そう言われれば違う。様な、気がする、、、
正直ねえ、一発でなんで分かりません。
その後、偽札を家に持ち帰り、日々違いを勉強。
1週間ぐらいしてやっと違いが分かるようになりました。
この偽札を会社に持っていき仲間の駐在者にも勉強をしてもらいました。
やっぱり日本人はみんなわかんなかったです。
でも勉強会に参加した中国プロパーのみんなは「一発」で見抜きます。
「何でこれが解らんの?」と言いたげに見抜きます。。。。。慣れってすごいですよね。
タクシー
次、偽札に出会ったのは「タクシー」
皆さん「あ~、おつりで偽札つかまされたか」って思ったでしょ。
違うのです。
私が100元札出す。運ちゃんが「これ偽札だよ!だめよ!」って私に100元札を突っ返す。
確かに良く触ってみると、私にも偽札だと分かる。
「ごめんなさい」と別の100元札で料金を支払い下車。
アパートへ向かいながら「どこで偽札を掴んだろう」って考えた。
50元札以下の小銭ならいろいろなお買い物のおつりで偽札が混ざる可能性がある。
でも今日は、中国最高額紙幣の100元札。
私は給料を銀行で卸す以外、100元札の入手ルートは無い。
え~!銀行で偽札つかまされた????
次の日、早速このことを会社でみんなにお話ししましたところ、
中国プロパーの仲間の目から鱗の落ちるような一言を頂きました。
タクシーの運ちゃんが偽札にすり替えたの!あったりまえじゃん!
、、、、、体中から力が抜けてゆきました。
そーだよね。なぜまずそこを疑わないのでしょう。
私ってお人よしのおバカさん。てへぺろ!
ATM
最後に偽札に出会ったのは銀行のATM
給料が出たので意気揚々と銀行のATMに出金に行ったわけです。
ただ、私も既に上記の様に偽札の苦い思いを2回も経験しております。
紙幣など信用していません。ATMから出てきた紙幣をその場で確認しました。
すると、なんとATMから出金されてきた100元札に偽札が混じっていたのです。
まー、びっくりしました。
で、既に時刻は夜の22時。係員などいません。
どうしようかと辺りを見回すと、異常ボタンがあったので、押して係員を待ちました。
待って、待って待ちました。が、全然応答なし。人が現れる気配もなし。
もぉいいや、諦めて帰りかけたその瞬間。
「ATMから出金されてきたんだからATMに入金できるんじゃね?」
素晴らしいアイデアが浮かびました。
善は急げ!レッツトライ!
、、、当然のごとく偽札としてはじかれ、入金できませんでした。
どーなっとるんだこの国は!出せても入れられないのか?いい加減にせーよ!
銀行からアパートへのたった5分の帰り道が長く長く感じた1日でした。
まとめ
私が中国駐在をしていたのは8年ほど前で、現金取引が主流でした。
しかしながら時は進み2022年の現在においては、
中国でキャッシュレス決済がそれこそ屋台でも出来る様になり、
果物ひとつ購入するにも現金を使う機会がなくなったと聞いております。
ある意味、中国においては、上記の通り現金への不信感から
キャッシュレス化のニーズが絶大であったので、急速に発達したんですね。
現代の中国に生きる皆様におかれましては キャッシュレス決済ライフを満喫くださいませ。
おまけ:ブログシリーズ紹介
このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、
広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。
このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。
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