広州駐在の心得 交通事故にあった時の対処法と日常の備え

広州駐在生活

このブログは、私ツーテンが11年間、中国広州市に駐在している中で体験した事、

あるいは見聞きした事を少々デフォルメを効かせて書かせて頂いております。

よっていわゆるフィクションを含みます。お気軽に読んでいただけますと嬉しいです。

交通事故への対処法と備え

  • 午前様まで飲み歩かない。
  • 携帯電話は命綱。補助バッテリーも持っておきましょう。
  • 会社の通訳さんと総務の人の電話番号は常に携帯する。
  • とりあえず何とかできるレベルの語学力は身に付ける。
  • 治療は前払い。金がない人は治療してもらえないよ!いざという時の為の蓄えを。

私の事例

友達とカラオケスナックで飲み会

久しぶりに仕事が早く終わったので仲間と一緒に日本食レストランに行き、飲み会。

その後スナックに行って歌うかという話になり、日本人御用達のカラオケスナックへ移動しました。

広州にはいわゆる日本人の為のスナックやクラブがいっぱいあります。

要は店の人やホステスのお姉さんが日本語をしゃべることが出来るのです。

日本の歌も歌えるのです。

つまり、中国広州にいながら、日本のスナックにいるようなリラックスした雰囲気を

楽しませてくれる場所なのです。

私と友達は真夜中まで飲めや歌えの大騒ぎをし、午前2時頃解散。

それぞれタクシーで岐路に付きました。

車が飛んできた!

タクシーを私の住んでいるアパートのすぐそばで下車。

部屋に戻る前に一服しようとたばこに火をつけるべく、手元に目線を落とし、

火をつけ、目線を上げた瞬間、

「車が飛んできました」

要は車が何らかの問題でハンドル操作を誤り、車道から歩道に突っ込んできたのです。

その際に車道と歩道の段差で車が飛んだんですね。

でもね、「目線を上げた瞬間」約1.5mの目の前に車がいて、自分めがけて飛んで来たら

心臓止まるほどビビるでしょ? おおおおお!なんじゃこりゃ!ってなるでしょ?

クルマに気が付いて、かわそうと体をねじって、ひっかけられて

車もろとも歩道脇の商店の壁にぶつかるまで、

あっという間の瞬間の出来事だったとは思うんだけど、

スローモーションでした。

映画のコマ送りの様に、ゆっくり時間が流れていった様に見えたのを覚えています。

状況確認

壁に体を叩き付けられた直後、我に返った私は「割と冷静でした」

痛いところは「車にひっかけられた左足」「壁にぶつけられた背中」。

果たして動くかな?試してみよう。

お―!痛いものの何とか動く。

傷だらけではあるが骨は折れていない様だ。

立てるかな?

おー、立てる。

歩けるかな?

おー、歩ける。

…と自分の体と対話しながら、軽傷である事を確認しました。

次に頭に浮かんだのは「車の運転手」。

車に目を向けると壁に激突し前部分を大破。

「おいおい運ちゃん生きてるか?」

と車に近寄ると、運ちゃん、車から出てきました。

運ちゃんも体のあちこちはいかれている様子でしたが

骨折とかは無い様子でした。

どうするよ?

さて、体中痛いのに、中国語下手なのに、運ちゃんと話合いをせにゃならん。

周りには野次馬が数人いたものの、誰も助けてくれない。

そもそも野次馬さんに助けてもらう語学力を持っていない。

という事で運ちゃんと直接勝負!

運転免許証を見せてもらい名前や住所をメモ、車のナンバーをメモし、

携帯電話番号を交換。

ともかく後日打ち合わせをすることを約束。

最低必要なここまでは何とか出来た。

で、会社の仲間に電話してたりしている間に、

運ちゃんが車をほかりっぱなしでどこかにバックレ。

慌てて電話して確認したところ、

タクシー拾って病院とか行く途中とか、そんなことを言ってた。

(なにせ中国語不得手で、電話での会話なんて、少ししか理解できない!)

まあいいや、後日会おうってことで電話を切った。

次!体痛い!、

夜中やってる病院知らない。

そもそも足もない。

という事で夜中にもかかわらず、会社の通訳さんや総務の人に電話しまくり1名ゲット。

迎えに来てもらい、病院探してもらい、医者に連れて行ってもらい、

医者の先生にいきさつを説明する通訳をしてもらいました。

治療代は先払いなのね?、了解。

いくら?え?べらぼうに高い!こんなにお金持ってない!

という事で24時間営業のATMでお金を卸し支払い、これでやっと治療開始。

全て終わらせたときは、夜明け。朝6時でした。

決着

その後は、会社の総務の人や通訳さんにお世話になり、

治療をしながら、運ちゃんと交渉。

治療代や慰謝料をもらい、決着をつけました。

まとめ

  • 午前様まで飲み歩かない。
  • 携帯電話は命綱。補助バッテリーも持っておきましょう。
  • 会社の通訳さんと総務の人の電話番号は常に携帯する。
  • とりあえず何とかできるレベルの語学力は身に付ける。
  • 治療は前払い。金がない人は治療してもらえないよ!いざという時の為の蓄えを。

※たとえ飲み会で、持ち物を増やしたくない時でも、是非これだけはご準備を。

おまけ:ブログシリーズ紹介

このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、

広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。

このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。

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