このブログは、私ツーテンが11年間、中国広州市に駐在している中で体験した事、
あるいは見聞きした事を少々デフォルメを効かせて書かせて頂いております。
よっていわゆるフィクションを含みます。お気軽に読んでいただけますと嬉しいです。
前立腺がん検査の内容
- 健康診断の血液検査で、PSA(前立腺特異抗原)検査を実施
- 前立腺がんの疑いがあると直腸内触診 肛門から直腸に指を入れて前立腺を触り確認する検査を実施
私の事例
中国駐在5年目の健康診断での出来事です。
日本人出向社員は、広州市内の日本人御用達の病院で健康診断を受けました。
いわゆる日本と同じような項目について検査しました。
病院からの再検査通知
健康診断から2週間後、私を含めた3人に、病院から再検査通知が来ました。
しかしながら、その内容は当然中国語で書かれています。
最初は何が引っかかったのかすらわかりませんでした。
で、会社の通訳さんに確認し、
「前立腺がんの疑い 」での再検査であることを理解しました。
さあ、そうなると次に「どんな再検査するの?」って気になりますよね?不安ですよね?
会社の通訳さんに確認してみると、なぜかもごもご言って、明確に教えてくれません。
「ああ、医療用語だから通訳が難しいのかな」と勝手に解釈。再
検査3人で揃って病院に行きました。
ん?病院の通訳さんもはっきり検査方法を教えてくれない
上述の通り、我らが使っている病院は日本人御用達。ちゃんと通訳さんがいます。
で、 「どんな再検査するの?」って聞くと、なぜかもごもご、、、。
明確に教えてくれません。ものすごく不安な気持ちになってきました。
1人目の犠牲者
待合室で検査を待っていると私の同僚A君が呼ばれました。
あ~、1人目じゃなくてよかった!
これでどんな検査をやるのか、こいつから教えてもらえる。
A君には悪いが「いってらっしゃ~い。あとでどんな検査か教えてね!」
と笑顔で見送りました。
A君はパーテーションで仕切られた別室の中に入っていきました。
しばらくの間があって次の瞬間
いてててて!、ちょ~!ちょっと待ってぇ!
叫び声がパーテーションの中から聞こえてきました。
この声で、私、全てを悟りました。
「ケツに指突っ込まれてるな」って。
残された2人で相談
とんでもないA君の絶叫を聞き、
「もう、A君を見捨てて帰ろうか?」
「でも見捨てたらA君から絶交されるよねえ。」
などと、一緒に来ていたもう一人の友達のB君と真顔で真剣に相談していると、
それを見透かしたかのように、看護婦さんは私の名前を呼びました。
もう、あとはご想像にお任せします。
結果報告
幸いにも、地獄の再検査をした3人は、がんではありませんでした。
めでたしめでたしなんだけど、
「何をされるかわからない恐怖」をしっかり味わいました。
まとめ
いくら日本語が上手な通訳さんでも、通訳しにくい事はある。
そうすると、こっちは何されるかわからないまま俎板の鯉になってしまうのでとっても不安。
(広州駐在の心得)
- ネットとかで事前に調べましょ。多分どんな検査があるのか想像できたはず。
- 検査内容が解れば、せめて「覚悟」は出来るよね。
- 中国語、勉強しましょ。
おまけ:ブログシリーズ紹介
このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、
広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。
このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。
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