このブログは、私ツーテンが11年間、中国広州市に駐在している中で体験した事、
あるいは見聞きした事を少々デフォルメを効かせて書かせて頂いております。
よっていわゆるフィクションを含みます。お気軽に読んでいただけますと嬉しいです
評判の良い中国現地病院をすすめる理由
- 中国人に評判の良い病院は実力がある。
- 日本語通訳サービスは無いが通訳は意思疎通は工夫で解決できる
私の事例
前回のあらすじ紹介
前回「腰痛との戦い方(1)テーブル席使用をお勧めします」で、
私が広州駐在時に滅茶苦茶ひどい腰痛になり、お仲間に病院に運んでいただいたお話しを書きました。
その様子はブログを見に行ってくださいね。
本日は急きょ入院する事となった「広東省中医院大徳路総院」での生活をお話しします。
広東省中医院大徳路総院 の概要
広東省中医院大徳路総院 は1933年設立の中国華南最大級の中医学総合病院です。
私が入院したのは骨傷専科、骨一科でした。
これ、、、イメージできます?
外科に骨専門の科が3科あってその内一科が背骨の専門で、
16人の医者が在籍しているという事なのです。
すごいでしょ?
所在地等につきましてはブログを見に行ってくださいませ
私の何はともあれやった事
ゴルフで腰を壊し、広東省中医院 に運び込まれた私は、
まず「海外障害者保健会社」に電話しました。
目的は以下3点。
- 腰を壊して入院したことの連絡
- 保健の申請
- 通訳の派遣
次に、会社の日本人駐在者の仲間と、総務課、日本親会社への連絡。
当分会社に行けそうにないのでその旨連絡しました。
ポイント:駐在者の心得
海外駐在者は、いつ何が起きても対応できるようにするため以下を絶えず携帯すべきです
- ある程度の現金の(最低3千元)とクレジットカード
- 海外障害保健証
- 携帯電話(日中通話可能)
- 海外障害保健会社、他の駐在員、日中会社の連絡先
腹をくくる
自分の体がどれだけ壊れたのか、何となく、自分でわかりますよね。
私も「がっちり壊れた」ってわかりました。
という事で、「最低1週間は退院ムリ」と腹をくくりました。
という事で実施事項は以下の通り
- 日本の妻に電話。状況を伝えるとともに、死ぬほどではないので安心するよう連絡
- 所属する中国会社の総務課に着替等を病院に持ってきてもらう事と、得意先、関連会社、仕入先に説明を依頼。
人間モルモット
さあ、ここまでやったら後は俎板の鯉です。
なるようになれ!とカッコつけるも心細さはMAX。
だってね
言葉分かんないのよ!
しばらくすると看護婦さんがやってきて私に何か言いました。
「ふんふん。分かりました。」と、ダンディに、クールに中国語で看護婦さんに返事しました。
全然わかってな~い!いったい何が始まるのおおおお????
別室に呼ばれて、先生からいろいろ丁寧に説明を受け、
別室に連れていかれ、謎の注射を打たれ、何か体の芯が熱くなったことを感じた私は、
「どうやらMRI検査をやるんだ」と自覚しました。
保険会社の通訳さん降臨!
待ってましたよおおおお!やっと通訳さんが私の元に来てくれました。
今までのいきさつと、病院の世先生からいろいろ言われ、
勝手に私が解釈した内容があっているかを全部確認するよう、通訳さんに依頼しました。
やるじゃん。俺の解釈、あってるじゃん。ふんふん!
でもね
通訳さ~ん。僕ね、困ってたの。全然わかんないの。助けて!
甘えまくりました。
いくらなの?飯はどうしたらいいの?風呂は入れるの?着替えは自分で確保するんだよね?
これからどういう検査?どういう治療をするの?いつ治るの?
さすが通訳さんです。全て教えてくれました。
そしてこれから毎日、先生との面談の時間には通訳さんが来てくれることになりました。
すごい治療
冒頭に申し上げた通り、 広東省中医院大徳路総院 骨傷専科、骨一科。
さすが、最新の設備と技術に、中国古来から伝わる漢方治療を併用し、
1週間で私を退院させてくれました。
まとめ
あくまでも想像の域が出ないのですが、
言葉が通じないという事を理由に、
日本人御用達の病院への入院をかたくなに希望したならば、
こうは早く治らなかったのではないかと思います。
やっぱり、でかい病気は、言葉が通じなくても、
腹を決めて実力のある病院に行くことですね。
で、そもそも腰痛持ちの方は杖を持っていった方が良いです。
おまけ:ブログシリーズ紹介
このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、
広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。
このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。
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