新任駐在者は要注意!中国式、酒の飲み方のマナー紹介。

広州駐在生活

このブログは、私ツーテンが11年間、中国広州市に駐在している中で体験した事、

あるいは見聞きした事を少々デフォルメを効かせて書かせて頂いております。

よっていわゆるフィクションを含みます。お気軽に読んでいただけますと嬉しいです。

中国式、酒の飲み方のマナー

簡単に言いますと、中国の飲み会は「飲む相手と仲良くなる事」を目的としています。

その目的達成のために、以下の手順で酒を飲むのがマナーになっていったのではないかと思います。

《酒を飲むマナー》

  • 一緒に飲みたい相手に話しかける。日ごろのお礼や感謝の気持ちを伝える
  • 相手と共に「乾杯」する。ここで言う乾杯は本当に「杯を空にする」正に「乾杯」です。
  • 酒を飲みほした杯を相手に見せ「飲み干した事をアピールする」

私の事例

私は酒好きであり、普通の日本人に比べれば、少しお酒に自信があります。

日本酒なら5合、ビールなら2リットルくらいは2日酔いせずに飲めます。

焼酎やウイスキーも大好きです。

私が中国広州に赴任した早々、

現地事業体の中国人の皆さんが歓迎会をして下さるというので

喜んで出席させてもらいました。

出席者は約40人。

私なんぞの歓迎会に40人もの方かお集り頂くなんて恐悦至極です。

会の冒頭に、自己紹介をさせて頂き、全員起立で乾杯をし、歓迎会の開始です。

酒の飲み方のマナー

私は、中国赴任前に上述のマナーは勉強済でした。

という事で同じテーブルの人と楽しくお話ししながらビールを飲み、食事を楽しんでいました。

白酒の襲来

会が始まり20分も立たないうちに

同じテーブルの人が「酒を変えましょう」と注文したのが「白酒」でした。

この白酒、日本でひな祭りで飲む甘酒とではありません。アルコール度55%の蒸留酒です。

え?一気飲み?

アルコール度55%の白酒を「一気飲み」「乾杯」するんですね。

これがマナーなんですね。

昔、日本でも、めでたい席や正月などはビールじゃダメ、日本酒だよねえ~

なんて風習があったと思いますが、中国でも同じなんですね。

だけど酒がたまたまアルコール度55%なだけなのです。

どうやって飲むのかと思っていたら、いわゆる「ショットグラス」が運ばれてきました。

おおおお、ショットで行くのね。テキーラと同じ感じね。

(でもテキーラはアルコール度40%くらいだけどね)

ここまで来たら潔く一気です。

白酒すごいよ。酒が喉を通り抜け胃に到着するまでの間に

『揮発』する感じです。正に、『カー!』って言う感じです。

40人

私が中国流、酒の飲み方の神髄を味わったのはここからです。

今日は私の歓迎会です。出席者約40人の皆さんが、

私の席に次々に来てくれます。

皆さん、私が中国赴任したことに対し

歓迎の意を表して頂き「1対1の乾杯」とをしました。

あのね、ショットグラスと言えども40杯よ!

、、、飲み会が終わった後、どういう事になったのかは想像にお任せします、想像通りです。

まとめ

私は、猛烈な2日酔いに苦しんだ程度で、この難を逃れられたわけですが、

同じような状況で急性アルコール中毒になり、お亡くなりになる方も実際います。

中国人の皆さんも、本人から「ビールの乾杯にしてほしい」とか、

「ジュースの乾杯で勘弁してほしい」ときちんと言えばわかってくれます。

重要なのはもてなす心の表明と、もてなしを感謝する心の表明です。

皆さん、くれぐれもご注意頂きますよう、よろしくお願いします。

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