中国内出張、飛行機での移動の際の注意事項と対策

広州駐在生活

このブログは10年間中国広州市にて駐在を経験した私ツーテンが、

広州駐在中における種々の問題や悩みを解決させるために作りました。

今日のテーマは、中国内出張、飛行機での移動の際の注意事項です。

何せ中国は広いです。得意先も仕入先も中国各地に点在していますので、

職種によっては「毎週飛行機に乗って出張する」なんていう方がざらにいます。

かく言う私も「バスより飛行機に多く乗ってる」位、飛行機での出張が多かったです。

自らの経験を元に、中国内での飛行機移動について、いろいろ注意しておくべき点を

以下にまとめましたので参考にしてください。

注意事項

  1. 発着遅れは当たり前。飛ばない日もある。
  2. 離発着が荒い。
  3. 預け荷物、出てこない。
  4. ホテル予約が出来てない。

詳細説明

1.発着遅れは当たり前。飛ばない日もある

中国国内飛行機の発着遅れは有名です。30分なんて遅れのうちに入りません。

2時間遅れもざらです。種々の事情でフライト中止になったこともありました。

対策

出張先様との約束の前日に現地に到着する様に出張計画を立てましょう。

何回もお会いして、懇意にさせて頂いている出張先様ならば、

飛行機遅れの事情を電話でお話すれば理解いただけるかもしれません。

しかし「ご迷惑なのは事実」であり

「長距離、飛行機出張などと言い訳しても遅れは単なる自己管理ミス」です。

これだけリスクがあることが分かっているのですからしっかり対策しましょう。

2.離発着が荒い

フライト時の気候も影響するのでしょうが、それにしても中国国内便は離発着が荒いと感じます。

ひどい事例を申しますと、私は「タッチダウン」「片輪着地」を経験しました。

対策

海外傷害保険に加入しておきましょう

「タッチダウン」というのは着陸時、車輪が滑走路に「タッチ」した瞬間、

再度離陸を始めるというものです。

テレビなどで戦闘機の訓練として見たことがある方もおられるのではないでしょうか?

「片輪着地」は説明不要ですね。着地寸前に風にあおられ、片輪で着地、

その後、左右の車輪がバタバタと着地し、何とか着陸できるというものです。

どちらも生きた心地がしませんでした。

天候の悪い日は、管制塔から着陸の許可が下りず、

飛行場の上空で30分以上も旋回を続けることもざらにあり、

大変イライラしていたのですが、「タッチダウン」「片輪着地」を経験した後は

「ともかく安全に着陸してください」と祈る様になりました。

こればっかりは個人にできることはありません。せめて海外傷害保険には入っておきましょうね。

3.預け荷物が出てこない

一般的な海外旅行でも「あるあるネタ」ですよね。

しかしながら中国内ではその確率がちょっと高い気がします。

対策

貴重品は絶対機内持ち込みする。預けない。

バッゲージクライムでさんざん荷物を待って出てこず、

受付で手続して探してもらっても出てこず、あきらめて空港を後にし、

後日荷物が見つかったということがありました。

預け荷物は「なくなっても諦められるもの」のみにしましょう。

私は上記事件発生後、荷物を預けなくなりました。

機内持ち込み可能な荷物の大きさを調べ、ぎりぎりの大きさのバックを買って出張に使っていました。

4.ホテル予約が出来ていない

しっかり予約をし、予約証を持って行っても、泊めてもらえないことがあります。

原因の多くは、いわゆるダブルブッキングというやつです。

対策

昼間のうちにチェックインしましょう

昼間なら、他のホテルを探すこともできます。

必ず日のある内にチェックインし、部屋に荷物を置いて、

それから晩飯を食いに行ってくださいね。

まとめ

中国は外国です。1つトラブルがあっただけで、

中国語が不自由な我らにとっては致命傷につながります。

これを避ける方法は上記の通りです。

併せて、出張時には以下は必須です。お忘れなき様、準備ください

  • 得意先、仕入先、ホテル、通訳の電話番号、メールアドレス
  • パソコン
  • クレジットカード
  • 現金
  • 暇つぶしの本やIPAD
  • 最低限のお薬

おまけ:ブログシリーズ紹介

このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、

広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。

このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。

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