中国から帰任したい?したくない?自分の気持ち通りに持っていく方法

広州駐在生活

このブログは10年間中国広州駐在を経験した私ツーテンが、

広州赴任を命じられた方の抱える種々の問題や悩みを解決させるために作りました。

今日のテーマは、駐在がそろそろ終わる時期の皆様に考えてほしい事です。

海外駐在期間は各社大体3~5年、長くて10年程度だと思います。

ただし、駐在者の入替を計画的に進めない会社、定期的に本人の希望を確認しない会社、

駐在年数の目途すらない会社も存在します。

また、駐在者の入替を計画的に進め、定期的に本人の希望を確認し、

駐在年数の目途が決まっている会社も存在します。

いずれにしましても、中国駐在満了が近い皆様は、

「自分は駐在を続けたいのか、帰国したいのか」

自分の気持ちをはっきりさせる事が最も重要です。

本日は自分の気持ちをはっきりさせる方法、

はっきりした気持ち通りにする方法について勉強しましょう。

自分の気持ちをはっきりさせる方法

仕事について

  • 今の中国の事業体での仕事が好きか嫌いか?
  • 帰国後に想定される、あなたに与えられる仕事は好きか嫌いか?

この2点の比較論です。

一般的に言いますと中国事業体で任せられる仕事は幅が広く、責任が大きい仕事。

帰国後日本で任せられる仕事は、仕事の幅も責任も専門的で局部的になる傾向があります。

お給料を会社からもらっているのですから、どちらにいても辛い仕事であることに変わりはないです。

ですからこそ、仕事の種類の比較で、「どちらが好きか」あなたの気持ちをはっきりさせましょう。

家族について

家族についていえば、家族帯同、単身赴任の違い、御両親の健康状態等、環境は人それぞれです。

ですので、自分の家族の場合で、「中国での暮らしがよいか、日本に帰国した方がよいのか」

を考えてみてください。

  • 日本に帰国した場合、海外赴任手当などがなくなり、給与が減る
  • 中国駐在中なら、住居費や通勤費は会社負担が多いが、帰国後は自己負担
  • ご両親の面倒はみやすい
  • お子さんの教育、進学には本当にどちらが良いのか

こういったことを熟考し、「自分は駐在を続けたいのか、帰国したいのか、

自分の気持ちをはっきりさせましょう

自分の気持ち通りにする方法

自分の気持ちさえはっきりしたらあとは簡単。以下の行動を開始するべしです

駐在を続けたい人

  • 会社に対しことさらに駐在期間の事など言わない
  • 本人の希望を尋ねられたら「駐在継続」を希望する
  • 中国事業体で「自分にしかできない仕事を増やす」
  • 得意先、仕入先、同僚、ローカル社員、警察、税務署、労働組合、共産党などの関係者との、個人的な厚い信頼関係を築く
  • 事業体での成果を上げる

帰国したい人

  • 会社に対し、隙あらば駐在年数と帰国意思を伝える
  • 本人の希望を尋ねられたら「帰任」を希望する
  • 中国事業体で、自分の仕事をマニュアル化し、現地社員に教え込む
  • 得意先、仕入先、同僚、ローカル社員、警察、税務署、労働組合、共産党などの関係者との、信頼関係構築も現地社員の管理者にさせる
  • 事業体で成果を上げない

まとめ

「中国現地か日本かどちらが良いのか」これ、実をいうと「誰にもわからないのです」

だって将来予測ですもんね。

でも「どちらで働きたいのか」であれば「自分の現在の気持ち」なのではっきりします。

どちらにせよ、自分の気持ちをはっきりさせ、それを会社に伝えなければ、

会社は会社の都合だけでどうするか決めます。あるいは決めずに現状のまま据え置きます。

自分の気持ちを決め、そうなる様に致しましょう。

おまけ

このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、

広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。

このブログシリーズが皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。

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