広州赴任の際に持ってゆくもの紹介。スマホ、パソコン、電子辞書など

広州赴任準備

このブログは10年間広州駐在を経験した私ツーテンが、

広州赴任を命じられた方の抱える種々の問題や悩みを解決させるために作りました。

今日のテーマは、赴任に際し広州に持ってゆく物を紹介です。

短い準備期間の中でどうしても忘れ物が出てきますので、このブログを参考にご準備ください。

広州に持ってゆくべきもの

一覧表を下記に示します

No準備品ランク説明
1パスポート忘れたら話になりません。出国できません
2エアーチケット忘れたら話になりません。出国できません
3ボールペン出入国の書類に記載する時必要です。
4スマホSIMフリー携帯が必須。日本口座から落ちるSIMを入れておく事。
5パソコン使い慣れたものを持って行ってください
6電子辞書何が良いかについては別ブログを参照ください
7クレジット
カード
VISAかMASTER。日本口座から落ちる様にしておきましょう。
現金枠もめいいっぱい広げておく事。
推薦するカードについては下記参照ください
8インターネット
バンク
日本にいる内に口座開設しましょう。
推薦するインターネットバンクについては別ブログを参照ください。
※インターネットバンクを給与振り込み口座にしておくか、給与振り込み口座から
 インターネットバンクに、ネットで振替できる様にしておくことは必須です。
9日本円「何かあった時」のために、さしあたり10万円持っていきましょう。
10人民元中国ではキャッシュレス化が進んでいますが、まず当座必要な分として
2,000元持っていきましょう。
11衣服最低1週間分の衣服は必須ですが、お安いですので現地で買ってもOK。
12日本食材調味料やインスタントラーメンや乾麺など、腐らない者は持っていく。
現地でも調達できますが高いです。種類も豊富ではないです。
13趣味の道具ゴルフ、釣りなどの道具も、現地で調達できますが、本当に自分の望む
ものを手に入れられるかは不明です。お気に入りを持っていきましょう。
14日本の本は入手が困難です。持っていきましょう。

カバン

まずはカバンを紹介します。

中国⇔日本の往復や中国内の出張時、はたまた毎日の通勤において、カバンは欠かせません。

高級な革製のカバンも魅力的なのですが、実用性を考えれば上記のような軽く、防水性があり

物がたくさん入るカバンが一番使い勝手が良いですよ。

赴任後に中国でカバンを買ってもよいのですが、経験上「ファスナーが壊れます」

ちょっといいやつを日本で買って持っていきましょう。

また、非常に壊れやすいカバンとしてキャリーバックが挙げられます。

皆さんはこれから、日本と中国間、中国国内の出張を繰り返すことになります。

キャリーバックをケチると、重かったり、ファスナーが壊れたり、滑車の回り方が悪かったり

簡単に折れてしまったりします。良いものを使いましょう。

スマホ

広州赴任時、何も考えずに携帯を持つと

「日本から持ってきたスマホ」「会社から支給されたスマホ」「中国で買ったスマホ」の3つを

持ち歩かねばならなくなります。

何を隠そう、私ツーテンがそうでした。

いやですよぉ、3つ持つの。分りますよね。

という事で、「日本から持っていくスマホ」はデュアルSIM対応のスマホを買っちゃいましょう。

日本で、日中間の通話に使うSIMを買って差して広州に持って行き、

赴任後に現地人について行ってもらって中国のSIMを買い、

このデュアルSIM対応のスマホに中国SIMを差しましょう。

持ち歩くスマホが2台になります。

で、赴任前にQQメールやWeChatや百度もスマホに入れときましょう。

詳細は別ブログでも解説していますので参照ください

https://tsutenblog.com/tsutenblog-40/

パソコン

これから広州で暮らすわけですので、パソコンに中国語を入力せねばならない時も出てきます。

また、日本とのやり取りには日本語入力も必要です。

日本のパソコンで中国語を打てるようにしておくのも、

中国へ行ってからパソコンを買い日本語を打てるようにするのも同じことですが、

「赴任直後では、中国でパソコン買いに行くのも、そのパソコンに日本語設定するのも一苦労」ですよね。

日本でお持ちのパソコンで中国語入力できるようにしておきましょう。

パソコンが苦手で中国語入力できるように設定する方法が分からない人も、

日本に居るうちなら、パソコンが得意な人に聞いて設定できますよね。

日本に居るうちにやっときましょう。

また、広州赴任期間ですが、3~5年の方が大半だと思います。

パソコンは3~5年もたてば相当旧型になってしまいます。

この機会に新品を買っておいてはいかがでしょうか?別ブログで、詳細解説していますので参照ください。

https://tsutenblog.com/tsutenblog-41/

《ご注意》変圧器とコンセント変換プラグの準備

広州の電圧は200ボルトです。

皆さんがご使用のパソコンが200ボルト対応のパソコンなら問題ありませんが、

100ボルト専用ならば変圧器が必要です。

余談ですが、パソコン以外の家電製品全てについて同じことが言えますので、

広州に持って行く家電製品を全て調べ変圧器の必要数量を確認し、事前に購入しましょう。

また、広州のコンセントは日本のコンセントとは違います。

中国の主流は、3つピンが立っているOタイプと呼ばれるコンセント形状です。

日本の2つピンのAタイプは、ほとんどの場所では使えません。

と言いう事で、コンセント変換プラグの購入もお忘れなく。

HOW TO本と電子辞書

広州に赴任して何が困るって、もちろん「言葉が通じない事」です。

お仕事中は通訳さんとかが居てくれて、同僚の出向者とかも居て、それなりに何とかなったとしても、

家に帰ったらいきなり1人。

レストランに行くのも、スーパーに行くのも言葉が通じません言葉が通じないと外出したくなくなります。

仕事以外はずっと部屋の中に閉じこもりきりになってしまいます。

こうなると広州になじむことが出来なくなり、

心の病になったり、中には自ら命を絶つ事を図る人まで出てきます。

広州に赴任して最も恐れるべきことは「引きこもり」です。

「赴任直後から」外出の癖をつけましょう。

必須です。

そのために必要なのが外出を助けてくれるHOW TO本と電子辞書です。

ツーテンも本当に助けられました。

本日はツーテンが実際につかってみて、本当に使い勝手の良かった

HOW TO本や電子辞書の最新版をご紹介します。

HOW TO本

  • 地球の歩き方 広州 アモイ 桂林 珠江デルタと華南地方
  • 旅の指さし会話帳4 中国[第3版] (旅の指さし会話帳シリーズ) (日本語) 
  • 大人のイラスト会話集 中国語 (日本語) 単行本 

この3冊があればどこに行くと何があるのかがわかり、

中国語が話せなくても本を指さして意思を伝えられます。

電子辞書

・CASIO 電子辞書 エクスワード 中国語モデル

分からない中国語を電子辞書にタッチペンで書けば意味が解ります。

言いたいことを調べて翻訳キーを押せば、しゃべってくれます。

おいおいせねばならない中国語の勉強の時に役立ちます。

おすすめの電子辞書の詳細は下記のブログで説明していますので参考にしてください。

https://tsutenblog.com/tsutenblog-55-2/

クレジットカード・インターネットバンク

広州赴任をしていて、最も恐れる事の1つに「お金がない」事が挙げられます。

日本だったら奥さんにちょっと用立ててもらったりもできますが海外赴任中ではできません。

そんな時に大きな味方になってくれるのがクレジットカードです。

広州の多くのお店でVISA、MASTERは使えます。

またキャッシング機能を持たしておけば、どこの銀行からでも人民元をおろせます。

またカードを使うと旅行保険が付与されていたり、マイルが貯まったり、

空港でラウンジが使える特典を得ることができます。

ただし、カートによってその特典の良し悪しは様々です。

以下にツーテンが紹介するカードの比較をしましたので良くご検討され、ご準備ください。

おすすめのクレジットカード3選

・三井住友カードナンバーレス/楽天カードのどちらか

年会費無料のカードです。ポイントがいっぱいつきます。VISAかMASTERは1枚持ちましょう。

・MUFG銀聯カード

中国で最もメジャーな銀聯カードを日本で作っておきましょう

・MUFGカード・プラチナ・アメチカンエキスプレス・カード

MUFG銀聯カードを作るため、マイルが貯めたり、空港でラウンジを使うために必要です。

年間2万円ほど会議が必要ですが、

広州に赴任し、中国内や日中間を毎週のように飛行機で移動する様になる方にとっては、

マイルがガンガンたまり、空港のラウンジが使えるカードが必須です。

ご検討ください。詳細は下記別ブログも参考にしてください

https://tsutenblog.com/tsutenblog-2/

おすすめのインターネットバンク5選

さしあたりクレジットカードを造り、キャッシュを卸せるようにしておけば

「お金がない問題」の対策は出来ます。

しかしこれじゃあ少し怖くないですか?もし何かがあって急にお金が入り用になった時、

奥さんに振り込んでもらえる様にインターネットバンクを作っておけば安心です。

今日は赴任前にぜひ作っておくべきインターネットバンクを紹介します。

Noバンク名おすすめポイント
1あおぞら銀行BANK普通預金金利が0.2%でトップレベル。
ゆうちょ銀行ATMなら入出金手数料無料
2楽天銀行コンビニ・みずほ銀行ATMで手数料
月最大7回まで無料。楽天スーパーポイントが貯まる
3イオン銀行イオンATMが全国イオン、ミニストップにあり便利。
入出金手数料無料
4東京スター銀行給与の振込口座に指定すると、
普通預金金利が0.10%
5住信SBIネット銀行他行への振り込みが、
最大月15回まで手数料0円

※ちなみにこのブログは2021年5月8日調査結果に基づいています。

各銀行とも種々のおすすめを随時発信していますので

実際にお決めになる前には必ず各社の情報を確認してくださいね。

広州赴任を命ぜられ、いろいろな準備を進めてゆく中にも、すきま時間のできることがあります。

そういったすきま時間を使って、是非以下の読書をしてください。

広州には仕事で行くわけなのですが、駐在期間は数年間に及びます。

その中で、数多くの中国人の方との関わりを持つようになります。

そういった際に「あらかじめ知識があるか?知らないか?」は大きな差になります。

あえて言えば、「どれだけ勉強しておいても知らない事の方が圧倒的に多い」訳ですが

せめて以下に挙げた本は事前に読んでおきましょう。

また、読んでも忘れちゃうので広州に持っていきましょう

以下に「必要な順」に紹介をしておきます。

また、本については下記別ブログも参照ください。

https://tsutenblog.com/tsutenblog-44/

広州へぜひ持っていきたい本

中国語の勉強本

何はなくとも中国語を覚えないと始まりません。

中国語の勉強を、「必要な順に」「易しく」教えてくれるのは以下の本です。紹介します。

  • 必ず話せる中国語入門 決定版 相原茂
  • まんが中国語入門 高信太郎
  • 中国語基礎知識 中国語友の会
中国・近隣諸国への旅行本

現地の中国人の方は、よく「XXに行った方がいいよ!」と名所、旧跡を教えてくれます。

ただ、話を聞いているだけでは全然わかりませんし、行き方も分かりません。

この本を持っていきましょう。教えてくれている人に手渡して「ナー ↗ リー ↗ ?」と聞いてみましょう。

きっと紹介してくれている名所の載ったページを開けて見せてくれるでしょう。

そもそも、これから赴任する中国の名所、旧跡を勉強しておいて、

次の連休にはどこに行こうかと旅行を計画されることをお勧めします

また、広州からですと、タイ、インドネシア、マレーシア、台湾、ベトナム、フィリピン、

ラオス、カンボジア、香港、マカオ、シンガポールに行くのが、日本からよりぐっと近くなります。

中国の連休に中国の名所・旧跡に旅行に行くと「めちゃくちゃ混雑します」

「近隣の外国」に行ってみるのもおすすめします。

地球の歩き方

  • 広州、桂林
  • 華南
  • 中国
  • タイ
  • インドネシア
  • マレーシア
  • 台湾
  • ベトナム
  • フィリピン
  • ラオス
  • カンボジア
  • 香港
  • マカオ
  • シンガポール
中国の歴史本

古代中国から近代にいたるまでをざっと説明してくれているこの本がおすすめです

特に近代史については、「知っていても話題にしない方がよい事」もあります。

それも併せて勉強しましょう

  • 中国歴史地図 平凡社
  • J・Kフェアバンクス著 中国の歴史 ミネルバ書房
  • 集英社版学習漫画 中国の歴史
  • 中国百科 めこん

ツーテンは歴史は苦手です。でも上述の本は読んでいて頭の中にスッと入ってきました。

もちろん、学習漫画は気楽に読めました。

趣味の本

中国で日本の本を買うのは本当に難しいです。

自分の趣味の本があるならば、必ず持っていきましょう。

料理本

最初は物珍しい中国料理も、おいしい日本食レストランの料理も、必ず「飽きます」。

「ぶつ切りにして焼くか煮るか」しかできないツーテンですら、

外食に飽き飽きして月1回は自炊してました。

好きな料理の作り方が載っている料理本を持っていきましょう。

  • クックパッド
  • 土井善晴の男メシ
  • 男のええ加減料理 石蔵文信
文庫本

自分の読みたかった本を持っていきましょう。目的は「ひまつぶし」です。

毎日の通勤の行き帰り、出張中の飛行機待ち等々「暇をつぶさねばならない時」が本当に多いです。

「スマホ、タブレットあるから大丈夫」と言ったあなた。間違いです。

飛行機に乗った後、離陸するまでそれだけ待たされることか!

散々待った挙句にやっと飛んで水平飛行になるまでスマホ、タブレットNGですよ。

また、出張先のホテル。一流ホテルに泊まれば問題ないのですが、

2流、3流ですとWIFIの入りが悪いホテルも多々あります。

また、スマホの充電器、忘れちゃった!とか変圧器忘れちゃった!とか、

コンセントアダプタ忘れちゃった!とかスマホ、タブレット関係のあるあるには事欠きません。

文庫本なら安いし、薄いし、軽いので、いっぱい持っていきましょう。

日本の紹介本

中国人に対し、日本を紹介する本があります。持ってゆくと、何かの際に会話の道具に使えます。

  • 中国語日本紹介辞典Japapedia  IBCパブリッシング
  • 中国語で紹介する日本文化編
  • 中国語対訳で紹介する日本のすべて

まとめ

別メールで述べましたが、広州では主に必要とされる日本食材とか、日用品は手に入ります。

ただ、上記の品は手に入りにくいのです。

是非持っていきましょうね。

おまけ:ブログシリーズ紹介

このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、

広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。

このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。

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