10年駐在して分かる、駐在中の日本人同士のお付き合いの重要性

広州駐在生活

私ツーテンは自動車部品会社に勤めております。

以前10年間広州に駐在しておりました。

広州には同業他社の駐在員の方々が沢山おられます。

新しく赴任した当初から、お仕事への取り組み方についても、お客様とのお付き合いについても

いろいろ教えて頂いたり、果てはおいしいレストランやゴルフやカラオケまで連れて行って頂いたり、

公私共々、本当にお世話になりました。

本日は駐在中の日本人同士のお付き合いの重要性ついて紹介します

日本人同士のお付き合いの重要性

お客様との付き合い方について相談させて頂ける

赴任当初は、もちろんお客様の顔も名前も分かりません。

当然ながら自分の会社の前任者からは、引継ぎを受けたり、新旧駐在者交代のご挨拶を通じて

お客様との面通しをしてもらうのですが、それだけでは不十分です。

そもそも、赴任者交代の引継ぎ期間は短いです。

上記のような引継ぎを1回してもらえればラッキーなくらいです。

そういった中で重要になるのは、ご同業の皆さんです。

食事会やゴルフやカラオケの時にも、いろいろと教えてもらいましょう。

役所、警察との付き合い方について相談させて頂ける

輸出入の税関、開発区と呼ばれる工業地帯の役所、

労働局や共産党との付き合いは非常に重要です。

種々の問題が発生した際に頼らねばならない事が必ず出てきます。

これについても、前任者との引継ぎが当然なのですが、

トラブルの内容は刻々と変わり、前任者の経験していない事も頻発します。

そんな時に頼りになるのがご同業です。

他者さんでも同様のトラブルが発生していないか、そしてどのように対応しているのか、

その効果がどうか等々、細かく連携を取らせて頂きましょう。

定期昇給、労使交渉の進め方についての連携をさせて頂ける

中国においても毎年1回、定期昇給、労使交渉があります。

これは一大イベントです。

中国全土、進出している地域の、経済状況、各業種、自業種の業績推移を調べ上げ、

自社の業績や同業他社の業績を徹底比較し、自社としての昇給案を造り込みます。

これを事前に親会社に上申し、承認を得た後、労使交渉が始まるわけですが

1つ間違えると、労使交渉が紛糾、決裂してのストライキ突入、

お客様への納入遅延発生等々大問題となります。

同業他社の皆様としっかり連携をさせて頂きましょう。

食事会・ゴルフ・カラオケ

同業他社の先輩方は、新規赴任者を積極的に食事やゴルフやカラオケに誘っていただけます。

それは、過去、自分が赴任時に大変苦労をし、先輩に助けてもらって

大変助かったことが骨身に染みついているからです。

1人では絶対分かりえない、問題発生時の対策法やお得な情報を教えてくれます。

こんな大チャンスを逃す手はありません。どんどん積極的に絡ませてもらいましょう。

正直、赴任当初は何もわからず、仕事も進まず、疲れる事ばかりで、

食事会やゴルフやカラオケなんて行く力がわかないというもあります。

でも行くのです。疲れた体を奮い起こして行くのです。

ゴルフやったことのない人はあらかじめ赴任前に習っておきましょう。

まとめ

日本でいる時よりも、同業他社さんとの、業務時間内の付き合い、アフター5の付き合い、

休日の付き合いは、確実に多いです。

ぶっちゃけて言います。「必要だから多いのです」

必要なのに付き合わなければ、支障が出るのは当然ですよね。

その他にも、日本の親会社からの出張者との付き合い、得意先との付き合い、

仕入先との付き合いもあり、だいたいのアフター5と土日はつぶれてしまうと思ってください。

でも、「必要だからやるんです」

逆に言うと、「任せるところは部下に積極的に任せ、自分の身を軽くする」ことが重要です。

バランス感覚とチームワークで、くれぐれもお体を壊すことのない様に体調管理をお願いします。

おまけ:ブログシリーズ紹介

このブログシリーズは「広州赴任準備編」と「広州駐在生活編」の2編構成で、

広州赴任における種々の心配事に対するアドバイスをさせて頂きます。

このブログシリーズが、皆さんの広州赴任生活にお役に立てれば幸いと考えております。

コメント