私57歳のおじさんです。普通の定年間際のサラリーマンです。
自分の人生を振り返ると「ローン生活」でした。車や家の購入はもちろんローン。
ちょっと値の張る買い物はローン。つまり都度都度、ず~~っと「利息」を払い続けていたわけです。
幸いにも私の場合は、あと数年で退職までこぎつけ、
退職金も使ってローンを完済できる見込みがつくところまでやってこれたので、
それはそれで自分の選んだ生き方として別に良いと言えるわけなのですが
正直「利息」はもったいなかったですね。
今日は私が歩んだ人生と真逆。
もし私が借金をせず、お金をためてから貯めたお金で物を買い、
貯金したお金を資産運用したとしたら、
いったいどういう人生になったんだろうかをいうシミュレーションをしたいと思います。
結論:楽しさは減り、資産はふえる
当然なんですが、ローンで買えば、欲しい物はすぐ手に入ります。
お金を貯めてから物を買うのなら、お金が貯まるまで我慢しなきゃいけないですよね。
我慢してる期間、楽しみは減るわけです。
しかしながら「利息」を払わなくていい。その分の資産は増えます。
シミュレーションしてみよう
前提条件
(1)収入
- 22歳会社に入社、年収400万円、年齢に正比例して昇給。
- 60歳定年時点で1000万円の年収まで昇給したとする。
- 税金や年金で22歳時点20%、年齢に正比例して60歳定年時点で30%天引きされたとする。
- 上記1.2で「手取り収入」を算出する。22歳で320万円。60歳定年時点で700万円
という前提で、22~60歳までの生涯年収を20,582万円とします。
(2)支出
22歳で320万円。年齢に正比例して支出が上がり、60歳定年時点で510万円になったとします。
という前提で、22~60歳までの生涯年収を16,185万円とします。
(3)貯金
上記(2)-(1)で60歳時点での貯金額は4,397万円という事になります。
シミュレーション
(4)車の購入
ローンの場合:22歳で200万円の車を購入。
以降、32,42,52歳に200万円の車を買い換え、計800万円。
カーローン年利:2%/年として、60歳までに224万円必要
貯金の場合:29歳で200万円の車を購入。以降、39,49,59歳に200万円の車を買い換え、計800万円。
(5)家の購入と、60歳時点での貯金残金
ローンの場合:40歳で3000万円の家を購入。住宅ローン金利:1%/年として、60歳までに300万円必要。 前述の60歳での貯金額4397万円-車代800万円-家代3000万円-車と家のローン代524万円=73万円。という事で、60歳時点での貯金は73万円しか残らない事が分かりました。。
貯金の場合:40歳以降も賃貸住宅の家賃が必要。12.5万円/月と仮定すると20年で3,000万円必要。前述の60歳での貯金額4397万円-車代800万円-家賃3000万円=597万円。という事で597万円貯金は残るが、持ち家は変えない事が分かりました。
まとめ
当たり前と言えば当たり前のシミュレーションでしたが、
要は ローンで買えば、欲しい物はすぐ手に入るが、利息をこの場合では500万円強払わないといけなく、
したがって貯金は残らない。しかし財産として土地の価値は残る。
反面、貯金してから買えば利息は払わなくて良いのでその分貯金が残るが、
「楽しみを待たねばならない」という事でした。
平たく言えば、どっちでもいっしょですね。
それぞれの人の考え方なのだなと改めて思いました。
ただし、ここで重要なのは「ローンするなら払いきれる前提が必須」という事です。
現代の社会はますます先行きが不透明ですね。
くれぐれも払いきれるローン額を見極めてローンを組むようにしてくださいね。
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